バランスが大事
いくら青汁が健康にいいからといって、毎日大量に飲み続けることはちょっと考えものです。実は、青汁を必要以上に飲みすぎることによって、かえって健康が損なわる可能性もあるのです。
特定の栄養を過剰に摂り過ぎると、体の栄養バランスが乱れてきて、体調を崩しやすくなってしまいます。健康を維持していくためには、様々な栄養素のバランスというものが重要な要素であるからです。たんぱく質にしろビタミンにしろ、一日に摂るべき栄養の量というものはだいたい決まっているもので、その栄養バランスに従って栄養を摂ることが、健康的な体を作るためには大切なことなのです。
野菜はたくさん食べても体に悪くなることはない、というように考えがちですが、これは迷信なのです。塩分や脂肪分の摂りすぎが体に良くないように、野菜に含まれる栄養だけを摂りすぎることも体によくないのです。当然、野菜のエキスである青汁の飲みすぎも例外ではありません。
1日に青汁を何杯も飲んでいると、その豊富な栄養素が逆に作用してしまい、栄養が偏ってバランスを崩す結果となってしまいます。一例を挙げれば、青汁に含まれる脂溶性ビタミンは体内に蓄積しやすく、過剰に摂取してしまうと腹痛や嘔吐、頭痛、関節の痛みなどの症状が表れます。